障害のある息子を18年間育ててみて、 「人生では、何が一体幸せなのか?」自分の考えや価値観が、随分変わってきました。きっと、健常者の娘しか育てていなかったら、こんな事を、この歳で深く考えたりはしなかったでしょう。「何が幸せなのか?」と考えるのは、人と比べる事が多かったからでもあります。今の時期であれば、息子の同級生は、みんな教習所に通って車の免許を取ったり、大学進学が決まって、友人と卒業旅行の計画をしたりと、楽しい事ばっかりです。一方、うちの息子は就労が決まって喜んではいますが、車の免許を取ることは一生できませんし、大学に進学もできませんでした。比べても、仕方がない事はわかっているんです。でも…