期待という言葉に引っかかる 「期待している」と簡単に言わないでほしい。十代の頃、僕はいつもそう思っていました。 僕の“期待アレルギー”は相当なものです。 他人が勝手に"期待"を寄せるのを見ると、ため息が出ます。僕はどうしてもこの“期待”という言葉が好きになれません。親から過度な期待をかけられていたわけではありませんが、むしろ周囲からのプレッシャーを強く感じていました。相手からすれば、僕の反応は少し過剰に見えていたかもしれません。 そりゃあ、時と場合や関係性によることくらいは理解しています。それでも“期待”には、どうしても「自分の思い通りに成長し、行動してほしい」という圧を感じてしまうのです。 …