〔17〕 商品A=商品B――価値鏡 「x商品A=y商品B すなわち、x量の商品Aはy量の商品Bに値する。」(長谷部訳、青木書店版、一三四頁) 「あらゆる価値形態の秘密は、この簡単な価値形態のうちに潜んでいる。だから、これの分析は本来的な困難を呈する。」(同前) マルクスはこう読者をおどす。『資本論』を学ぶわれわれはこの困難をひきうけなければならない。 商品Aは商品Bをみずからに等置する。こうすることによって、商品Aはみずからの価値を商品Bで表現する。商品Bは商品Aの価値鏡となる。すなわち、商品Bの体そのものが、つまり商品Bの使用価値が、この価値表現の材料となるのである。 第一の商品は能動的役割…