青森県八戸市の住宅会社が、自社社員に「症状」と題された賞状風の侮辱文を「新年会の余興」として手渡すのが慣例となっていた事件――その40代社員はパワハラで自殺した――は、改めてネット界のかつての名言を思い出させるものとなった。 その名言とは、「働いたら負けかなと思ってる」というものだ。 (⇒ 朝日新聞 2022年6月25日記事:自殺社員への「侮辱賞状」、他の社員にも 社長「余興の域越え反省」) 「働いたら負け」……という言葉は、かつては嘲笑の対象であった。 「こんなこと言ってらぁ」という蔑みの対象であった。 しかし時代が進むにつれ、それは真理であるのではないか、と変化しているのではないだろうか。…