中村信二郎。
歌舞伎役者。
屋号は萬屋
四代目時蔵の次男。五代目時蔵の弟。息子に美少年の隼人(ちなみに隼人は中村児太郎-中村福助長男、尾上右近-清元延寿太夫次男と同い年)。
いとこに歌六、歌昇、獅童らがいる。
長く市川猿之助の一座で二枚目役を務めていたが、「カグヤ」を最後に離れて以後は大歌舞伎で活躍。現在の歌舞伎に不足している中堅二枚目の役どころを一心に受け、また猿之助一座時代に培った脚本の理解力がさえ、近年大役を次々と演じている。
2007年4月、『鬼一法眼三略巻 菊畑』の虎蔵実は牛若丸、『双蝶々曲輪日記 角力場』の放駒長吉/与五郎で二代目中村錦之助を襲名。