4. ニケヤ信経(ニカイア信条) 成立の経緯 ニケヤ信経は使徒信経の次の時代の信経になります。ローマ帝国が公式にキリスト教を認めたのは紀元313年のミラノ勅令の後になります。キリスト教を公認したコンスタンチヌス大帝は衰退し始めたローマ帝国をキリスト教徒に頼ることで立て直しを図ります。キリスト教会は3世紀後半に皇帝から迫害を受け続けましたが、迫害を受けてもローマ帝国内で信徒を増やし続けていました。このキリスト教会の勢いと強さを帝国の中に持ち込んで何とか帝国を維持しようと皇帝は考えたのです。 しかし、4世紀の初めのキリスト教会は内部分裂を起こしていました。アレクサンドリアの司祭であったアリウスが「…