島根県松江市竪町88番地にある浄土宗の寺で、山号を獨留山と称し、院号を至心院と称する。
堀尾忠晴が月山富田城から松江城へとその居を移した慶長16年(1611年)に同人とともに松江に移ってきた寺で、そのときを中興開山としており、大元の開山の時期については不明であるという。その中興開山の開基の僧は、東京・芝の増上寺の12世・観智国師の弟子にあたる信誉慧伝という僧であった。
寛永年間(1624年〜1643年)には、当時の松江藩主・松平直政によって、隠岐国のどこかから聖徳太子堂が移設された。これは今にも遺されており、これに由来する祭も行われている。
最寄の電停は松江駅。
参考資料:信楽寺 〔獨留山〕