白梅や匂ふ昭和の平屋背に 瑚幸 いくつかの散歩道のひとつに、四季折々に花が咲く家があります。 こぢんまりとした平屋の家で、ずいぶん時を経たような佇まいをしています。でも、家と同じくらいの広さの庭には、一年を通していつも何かしらの花が咲いています。だから、この道を通るのは、ささやかな散歩の楽しみの一つです。 春とはいえまだまだ寒いこの時期には、どんな花が咲いているかしら? と思いながら行ってみたら、庭先には白梅がたくさん花をつけていました。 この家の主をお見かけしたことはありませんが、たぶんこの家と、そして、この白梅と同じ時を過ごしてきたのでしょう。 お花好きのターシャ・チューダーさんのような人…