竹中半兵衛(菅田将暉)が登場した時から、孤高の天才軍師は体が弱く戦場には出られぬという態で、色白で線の細さが他のむくつけき戦国武将の中で異彩を放っていた。その異彩の完成形が、第23回の「さらば半兵衛」だったような気がする。 戦況を眺めながら「まだ死にたくはない」とごちて息を引き取った顔、姿が、昔読んだ少女漫画の画のように美しくファンタジックだった。それは、これまでの本作の血生臭く泥臭い戦国の世界観とは全く異質だった。菅田将暉の青白くこけた顔が本当に美しい。 その前には、囚われの身となり寝返ったと噂された黒田官兵衛(倉悠貴)の息子を信長(小栗旬)の命で殺そうと、秀吉(池松壮亮)の屋敷に乗り込んだ…