SNSを中心になおも根強く囁かれる、 「業者がお米を倉庫に隠して暴利を貪っていた」「今のコメ余りは、その隠し米が出てきただけ」 という噂。 しかし、本当にそうなのでしょうか。 米の生産量、需要、民間在庫、そして政府の政策を時系列で追ってみると、単純な「業者の買い占め」だけでは説明できないことが分かります。 すべての原因を一つに決めつけるのではなく、実際のデータを追いながら、なぜ米が不足し、なぜ価格がここまで上がったのかを見ていきます。 --- # 【第1章】引き金となった「余裕のない市場」 すべての始まりは、コロナ禍による「お米の余り」でした。 一斉休校や外食自粛で外食向けなどの需要が落ち込み…