ウクライナ東部の要衝バフムトをめぐって、情報が錯綜している。ゼレンスキー大統領は徹底抗戦だと主張しているが、NATOのストルテンベルグ事務総長は2~3日で陥落するとの警告を発した。そのいっぽうで、アメリカの情報機関がロシアはいま動けなくなっているとの見方をしているという。いったい何が起こっているのか。まず、もっとも状況を簡潔に書いている英経済誌ジ・エコノミスト3月9月電子版の速報を見ておこう。 「NATOのストルテンベルグ事務総長は、ロシアが数カ月のあいだ占領を試みてきたウクライナのバフムトを、2~3日の間に攻略する可能性があると発言した。また、ロシアの民間軍事会社の首領プリゴジンは、彼の配下…