ヤンキーギャル吉田芹那が当初は根暗陰キャとして見下していた市川の良さを見い出していく話。 吉田芹那と市川の関係はあくまでも山田を媒介したものに過ぎず、吉田は市川の事を不信に思っていた。 だが根暗陰キャとナチュラルに見下し頼りにならないと見なしていた市川を次第に好ましく思うように。 転機となったのはバヤシコ家編であり不器用ながらも子どもに懐かれていく市川を見て安心感を抱く。 避妊具編においても糾弾してきた吉田に誠実な対応をしたため、彼女が好意を抱いてることを示される。 市川、関根萌子だけでなく吉田芹那をも攻略しフラグ構築し始める 吉田芹那と避妊具吉田芹那は山田グループの中にいるヤンキーなギャル。…
おねえ回。おねえに山田が彼女となったことを報告しようとしたら山田が先に申告した話。 成り行きで飲み会についていくことになってしまった市川と山田。 おねえに報告するタイミングを見計らうが、山田の食欲が暴走を始める。 中高生の炭水化物食べたい欲が発動するし、唐揚げやポテトだって一皿丸々貪り尽くす。 山田の振る舞いに対し、おねえの友達である地雷系大学生は毒舌を振う。 だがおねえの気遣いによって、山田は傷つくことなく、楽しい時間を過ごすことが出来た。 おねえに感謝する山田は市川に対する惚気と共に付き合っていることを申告するのであった。 山田、おねえに対して市川に抱いていた秘めた欲望を吐露する 市川が地…
イッチお誕生日。ひょんなことから山田を夕食に招待するというのが話の趣旨。 だが、それよりもイッチが家族から愛されていることが実感できてホッコリする。 おねえは勿論の事、ママンはすき焼き、ダディはケーキと盛大にイッチをお祝いする。 中二病患者の子どもを持つ親が適度な距離感で温かく接する様子にグッとくる。 家族に愛されたイッチだからこそ山田を守るために奮起できたのだろうという展開。 イッチのお誕生日をどのように山田に伝えるか!? ダディのアシストで山田を夕飯にご招待! 今回はイッチのお誕生日。テンションマックスになるおねえの一方で、イッチは山田に誕生日のことを伝えない模様。そのため如何にして誕生日…
終業式。進級時にクラス替えとなるので名前呼びを実現するためバスケ対決する話。 私立中に落ちて公立に馴染めず自分を守るために根暗陰キャぼっちとなったイッチ。 それでも中2時には山田と出会い、交流することで、友達が増えていったイッチ。 中二病全開だったイッチが男友達と連絡先交換するまでになってて感慨深くなる。 そんなクラスメイトたちとも今日でお別れ。ちょっぴりおセンチになるイッチだが……。 突如山田に呼び出され体育館において1on1のバスケ対決することになる。 勝利のご褒美として山田が望んだのは名前呼び。「きょう」と呼ばれることとなった。 イッチが男友達と連絡先交換しているのを微笑ましく眺める山田…
まさかの足立回。足立が萌子へホワイトデーのお返しをする話(但しママン付き)。 足立は萌子へのプレゼントを下駄箱に仕込みイッチに演出の協力を頼むだが…… なんとそのプレゼントは、イッチが山田へあげたものと勘違いされてしまう。 イッチは何とかその真相を説明しようと試みるのだが、そこへ足立がママンと共に登場。 ママンは息子が直接礼を言わなかったことを知ると萌子の前に息子を引き摺りだしたのである。 (この時偶然萌子がプレゼントを持っていた為、足立は誤解が解けぬままお礼を述べた) 足立のお礼を適当にいなす萌子だが、「そこがな!!」と返す足立にトゥンクする。 ただしプレゼントはイッチが山田にあげたと勘違い…
惨めな虚栄心を痛感し劣等感に苛まれるイッチが山田の頑張りに感化される話。 「比較、嫉妬、自己嫌悪。そんなの単なる保身。馬鹿野郎……!」の場面がとても秀逸。 イッチはプレゼントを皮肉ったが、実はそれが自己卑下だったというのが今回のハイライト。 自分が用意した贈り物をわざとディスって原さんに否定して欲しかったのでしょう。 それなのに原さんが同意しちゃったからイッチは自信を喪失したというワケであった。 しかし山田と同じ境遇になることで彼女の頑張りを洞察し自分も勇気を出せたというオチ。 「俺が手作りとか…なんか盛られてそうだろ」・「アクセサリーとかキモキモのキモだ」 劣等感に苛まれるイッチ 否定して欲…
ダブルデートで原さん達とスイーツ食べ放題の店へ行く話。 前回の引きで原さんのことをカワイイと言ってしまった我らがイッチ。 そのため山田及び原さんに想いを寄せる神崎のヘイトを高めてしまう。 今回はそんな気まずい状態でスイーツ食べ放題を行うことになる。 ダイエットをしたがる原さんに対し、神崎とイッチの対応の違いがポイント。 ありのままで良いという神崎に対し、変わろうとすることを否定しないイッチ。 それを理解した上で本人の本当の幸せが何かを理解している神崎の強さよ。 ありのままを受容すること・変化を肯定すること・本当の幸せとは何かを見出すこと 変わりたいって気持ちを否定するべきじゃない 食べることが…
142話前半は関根萌子√。私立高模試を受けに行き、同小出身者でマックした時のエピソードである。 市川にとって意外だったのが、木下の存在。彼は市川が落ちたエスカレーター私立に通うのに外部受験するという。 エスカレーター私立では旧帝や一工には入れず高校で頑張った公立組に逆転されてしまうからかもしれない。 (旧帝一工に入れず早慶に行くと富裕階層の子弟との文化資本の差に驚くというのも良く聞く話だ) そんなわけで木下は内部進学を蹴って超有名難関私立進学高校へ挑戦しようとしていた。 その高校は市川が自分の学歴コンプを脱却するために目指していた学校と同じであった。 ここで市川は自分も同じ学校を受けると自ら言…
半沢さん掘り下げ回。山田が半沢さんを誘って渋谷デートをする話。 ルックスと身体に恵まれているが陰キャで不思議ちゃんな半沢さんが渋谷へ行く。 私服のセンスは壊滅的で400円のパチモンキャラT+紐だし半ズボン+リュック。 さらに渋谷に初めて来たのにあんまりないと見栄を張った上で一度も無いと露呈する。 山田が選んでくれた半沢さんに似合う服も1万以下なのに値段を聞くとそっと戻す。 つまりは山田と半沢さんは文化資本や生活環境があまりにも違ったのである。 半沢さんは簡単に騙され強姦されそうになるし誕プレに深海魚図鑑を選ぶほどであった。 山田を慕う純粋無垢な不思議ちゃん半沢さんのおはなし ダサい私服の半沢さ…
肉体的関係に発展しないことについてメランコリックになり泣き出す山田を市川がケアする話。 中3の夏休み、山田はひと夏の思い出として市川と肉体的関係を結ぶことを夢見て一人で盛っていた。 だが市川は山田のことを行為ではなく一人の人間として大切にしており二人の間で擦れ違いが発生。 山田はラブホテルに入りガラス張りのお風呂でその肢体を見せつけるが市川は頑なに見ようとしなかった。 そのため山田は自分一人だけが盛っていることの虚しさを痛感し、メンヘラ化して泣き出してしまう。 そんな山田を市川は優しくケアし、避妊具を渡すことで、自己も山田に肉欲を抱いていることを示す。 機嫌を直した山田はキャウキャウし、尚且つ…
夏合宿編クライマックス。山田が接吻を求めていることを意識しながらも応えらえない市川。 ぬいぐるみ感覚で接している彼氏が性を醸し出すと忌避されるという現象を怖れていたのだ。 市川は山田の豊満な肉体に惑わされつつも良く理性を保ちキャウキャウする程度に収めていた。 だが突如ゲリラ豪雨に降られ、姉友のカップルの車に乗せてもらうことになったのだが……。 なんと連れていかれた先はご休憩所であり、市川と山田は環境的にお膳立てされてしまう。 山田が接吻を求めていることは確かだが、その先の行為をどこまで夢見ているか ぬいぐるみペニス現象とは肉欲にかられる山田は市川と接吻したくてたまらず、事ある毎にそのような雰囲…
今回は江の島デート回。だが山田は家族と来たことがあり市川とが初めてでは無かった。 そのため市川は誰と来たのか詮索するカタチになってしまうのだが、山田はそれをはぐらかす。 山田が冷酷な目をしながら「…それはいいじゃん」と返す場面が今回のハイライトである。 そして山田が前に来たことをはぐらかそうとした理由を述べるのだが、それが意味深になってしまう。 密集するゴンドラの中で「初めてじゃないの、嫌かなァ…って…」という台詞が響き渡るのだ。 これが周囲の人たちには処女じゃない事を気にするあざとい女の仕草と捉えられてしまったというオチ。 処女じゃない事を気にするムーブを見せられ気まずい思いをするゴンドラに…
私立中学に落ち中二病を拗らせていたイッチも精神的に成長し今ではすっかりイケメンに。 作中でおねえが「見てきたからね京ちゃんを」と言うが読者もそんな気分で好感が持てるわ。 今回のイッチは山田で夢精しそうになるも未遂で終わり性的消費しなかったことに安堵する。 おねえには恥ずかしさを乗り越え勉強の御礼を言ったし凡夫であることを甘受しても卑屈にならない。 さらには山田が発熱を言い出せず風呂で寝ていた時には優しく抱きしめてあげるのであった。 僕ヤバの魅力は市川に負う所が大きく、煩悶を抱えながら一歩ずつ進んでいく様子が世間にウケた。 そんなイッチのイケメンムーブがさらに大々的に描かれたのが136話であった…
僕ヤバ夏合宿編では萌子や関根が市川に好意を持っていることが示されたが、ついに小林も動く! 山田が萌子と喧嘩した時に真っ先に市川が山田のケアに向かったことに対して好感度が爆上げとなる。 山田は小林の弟たちがよく市川に懐いて?いることや小林が市川の中に夫を見い出してことに警戒する。 物語的な流れとはいえフラグ構築後は山田が他の女(というか親友)に対して嫉妬しまくる様子が激しい。 そんな山田の心の揺れ動きは、姉友からは青春とは心の痛みであると評されることになる。 それはそれとして早大に受験で現役合格する姉たちは青春を勉学に捧げていたことが暗示される。 市川ハーレム、ついに純朴であったバヤシコも加わり…
山田と萌子の和解回。萌子は「コイツラが優しすぎるッ」と述べ、自分は何でも言える関係に友人像を見い出す。 萌子は受験勉強が上手く行かないストレスから普段は流していた山田への不満をぶちまけ口論となる。 レスバに敗れた山田は逃げ出し市川と小林が追うが、彼女は図星であると認めその強さを見せる。 それ故市川は萌子のケアに戻り山田への不満に共感するが羨んでも僻みであると心の弱さを説く。 これが萌子にとってクリティカルヒットになり市川に受験勉強が上手く行かないストレスを吐き出す。 こうして萌子のケアが完了し仲直りタイム。萌子は山田の取り巻きズが優しすぎるのだと悟る。 だからこそ萌子は不満や文句を言うことがで…
2010年代後半から流行の兆しを見せていた1on1恋愛モノ。丁寧な関係性構築の焦らしでウケていた。 本作も同じ路線であったがイッチと山田は途中で既に結ばれてしまい、その後の交際が描かれて来た。 そうすればどうしてもありきたりな路線となってしまうためスパイスとして関根萌子が投入された。 彼女はイッチを陰に日向に支えてきたしトラウマや心の傷も分かち合ったのでカルト的人気を誇っていた。 一部では関根萌子√が大いに期待され数多の二次創作が生み出されたが何と本編でも萌子√入ったのである。 「可愛さ」全振りで乗り越えてきた山田が関根に放った「女子として尊敬する」という言葉が地雷となった。 男に媚びる愛嬌に…
水着回。服を捲り上げての背中のオイル塗りや交際バレ秒読み、避妊具騒動が巻き起こる。 だが見どころは何と言ってもイッチと関根萌子が陰でコソコソと秘密の共有している絡み具合。 イッチを海に誘うのも萌子だし、連れだって隣を歩くのも萌子だし、肩を寄せ合うのも萌子。 山田との関係を唯一知っているのが萌子でありイッチとも気安い関係なので距離が近いのは当然なのだが。 山田がイッチにとっての大切な憧憬の対象であるからこそ浮き彫りになる萌子とやいのやいのやってる関係が好き。 萌子とイッチの独特な距離感の近さ 交際バレフラグに対してコソコソ話をするの良いよね今回のお話は水着回を軸に交際バレフラグや避妊具騒動が描か…
当たりの強い吉田芹那を描写することで如何にしてデレるか読者に興味を持たせる話。 山田及びその友人ズとハーレム状態で海に合宿へ行くことになった市川。 天然のバヤシコや攻略済みの関根萌子とは異なり吉田はやたらと市川にキツイ発言をする。 市川に対して毒を吐く吉田を描くことでデレた際のギャップ萌えを狙おうとしているのだ。 その一端としてクールでヤンキーな吉田が実は服の下に水着を着て来ていたことが明かされた。 彼女が市川に対してどのようにデレを見せるのか。今から楽しみである(ヤンキーデレでヤンデレ) 吉田芹那が市川に対してやたらと当たりがキツイのは溜めのためなんだよ 吉田VS市川の攻防戦中3の夏休み。市…
偏差値の高い高校を受けることにした市川が塾と家との往復だけの夏休みを過ごし受験疲れを見せる話。 日に日に疲弊していく市川を見て、両親や姉はとても心配するが、市川はそれを煩わしく思ってしまう。 また市川は家族に対して素直に甘えることが出来ず、ついその好意を無下にしてしまうのであった。 勉強が出来る姉に分からない問題を教えてくれと言えず、車で塾に送迎しようかという母を断ってしまう。 (父親は子ども用学習椅子から高性能なオフィス用チェアに買い替えてあげていた) 市川が家族に素直に甘えられないのは受験に失敗したら好意が無下になるという思いから来ていた。 そんな受験ノイローゼになっていた市川を癒すのは山…
市川VSクソガキ。最終的にクソガキと仲良くなったので吉田からの信頼を得た話。 勉強合宿の打ち合わせをする市川だがバヤシコが弟の子守をするというので巻き込まれることになった。 これまで市川の劣等感を軸に物語が展開されてきたが、最近は払拭されたので新たな原動力が求められていた。 その一つとしてお出しされたのが、クソガキへの対応。子どもに慣れていない市川の本性が試される。 バヤシコの弟は姉の友達の中でハーレム状態にある市川が気に入らず様々なクソガキムーブをしてくる。 市川はそれに対して翻弄されてしまうが、最後には弟たちと一緒に昼寝するようになるまで仲良くなる。 子どもと仲良くなったことで、市川に対し…
海に遊びに行くための水着を買うべくショッピングに繰り出す山田・萌子・吉田の3人。 今回の見所は何と言っても関根萌子の市川に対する信頼の深さである。 吉田は山田に対してナンパ除けの練習をするのだが萌子はイッチがいるから大丈夫っしょとフォロー。 すかさず吉田がそれを否定しあいつは頼りないと述べると山田はそれをさらに否定しようとするのだが…… イマイチ言い切ることは出来ずジュースをストローでゴポゴポするのみであった。 その後市川から来たラインを見て山田は確信を得るのだがそれを見て訝しむ吉田を萌子はやんわりと止める。 市川に対する萌子の分かってるっぷりが要所要所で感じられる回でもあった。時代は関根萌子…