710年の3月10日 奈良の平城京に遷都されました。 710年、元明天皇が律令制にもとづいた政治をおこなう中心地として、それまでの都 だった藤原京から遷都しました。 この平城京は、当時アジア最大の国家でり、最も文化が進んでいた唐の都・長安を お手本に作られた本格的な都です。 東西約4.3km、南北約4.8kmの長方形の東側に、東西約1.6km、南北約2.1kmの外京を 加えた総面積約2,500ヘクタールの広大なものでした。 碁盤の目のように整然と区画されたスケールのこの都には10万人以上の人が暮らしていたといわれています。 ここ平城京から日本の律令国家としてのしくみが完成し、天平文化が花開きま…