和菓子の世界で江戸時代創業の「梅花亭」(ばいかてい)は東京でも有数の老舗暖簾で、本店は東京・新川(霊岸島)にあるが、私にとっては深川不動堂参道にある深川店の方が、親しみやすい。 木造の建物がいぶし銀で、女将さんの対応(当時の)も江戸っ子気風でたまにおまけで「これ食べてくださいな」とサービスしてくれたこともある。いい時代。 エンタメ新聞社に在籍していた頃、元祖銅鑼焼き(一枚どら焼き)やきんつばを買い、担当していた作家への手土産にしていたこともある。 今回、約10年ぶりにここの「元祖三笠山(みかさやま)」を食べたくなって、再訪した。 建物がリニューアルされていた。以前の店構え(下の写真㊤)は消えて…