お題「兄弟姉妹の思い出話」 姉は、子どもの頃からずっと、基本いい姉でした。小学生だった姉が自分のお小遣いで「ドラえもんの単行本1冊」を内緒で買い、サンタの仕組みが適用されていなかった私たちのクリスマスイブ、寝静まった私の枕元にその一冊をそっと置いてくれていた年もありました。その姉は今もいい姉です。今は「人格者」と言って差し支えない感じの人になっています。そんな姉があの日はなんであんな感じだったんだろうと思う一日がありました。 私、心霊・ホラー系の怖いものが大の苦手です。子どものころから、今も。 それで、私が小学校低学年、姉がちょっと上という時に、姉が図書館から「怖い本」を借りてきまして。姉はホ…