サーロー節子さんのノーベル平和賞のスピーチをわかりやすく絵にしている絵本です。 サーロー節子さんは1945年8月6日に広島で原子爆弾により被爆します。壊滅した広島を生き抜き、ICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)の一員として核兵器の恐ろしさを世界に訴え続けています。 当時13歳だった節子さんはがれきの中で聴いた「あきらめるな!がんばれ。光が見えるだろう?そこに向かって、はっていくんだ」という言葉をくり返し生きる事を考えます。 原爆の放射線による原爆症で人びとがじわじわと体を蝕まれ、生き残った人も苦しみ、核兵器があってはならないことが淡々と語られます。 2017年7月7日に国連で核兵器禁止条約が…