智慧の光明 「パーン」 乾いた音が響いたのは昭和40年月7下旬、夏休みが始まってまだ間がない快晴の日の午前中でした。私が小学校年6生の時のことです。もともとのんびりとした性格であり、夏休みの宿題は8月末になってからするものと決めていたので、楽しい計画を胸の中にいっぱいふくらませて長い夏休みを迎えました。 当時の私は巻玉の火薬を使ったおもちゃの鉄砲で遊ぶのが好きで、その火薬の部分を集めて祖母からもらった薬の小瓶に詰めていました。まさにその瞬間です。瓶が爆発したのです。 人生が変わる瞬間でもありました。 目の前が真っ白になり、その後は断片的なことしかおぼえていません。楽しいはずの夏休みは50日近く…