重森三玲作庭の波心庭 東福寺については、以前書いた。 9月の東福寺はまだ暑かった - よそもんが京都で暮らす 1年余り経った10月、今回は、東福寺から少し南側に行ったところにある塔頭の光明院を訪ねてみた。最寄駅は京阪本線の東福寺駅ではなく、1駅隣の鳥羽街道駅となる。駅から5分くらい緩やかな坂道を上ると着く。光明院は、1236年から1255年にかけて開かれた東福寺から約150年後の1391年に創建された。光明院HPの説明がなかなかよい。 山門より入ってすぐの、前庭である雲嶺庭には勝負の守護神「摩利支尊天」が鎮座する。「虹の苔寺」の異名をとり、苔と砂の見事な調和を見せる主庭、「波心庭」は、昭和の作…