最近、風が強く、とても寒く感じます。いきなり冬にも戻ったような…これも春になるため、桜をきれいに咲かせるためなのかもしれませんね。 さて、ご主人様の本便りです。 まずは李箱作品集「翼」 李箱(イサン) 著 新聞の書評にあり、読んでみました。李箱は韓国が日本の植民地の時代に生まれ育ちました。日本語も流暢で芥川龍之介の本をこよなく愛したそうです。韓国では李箱のことを天才か、狂人か、あるいは凡才かと言われた人でもあります。 超が付くほどの学歴と境遇に恵まれ、エリートの道を歩んでいたのですが、重い病に倒れ、やがては好きな女に養われる身となり若くして亡くなります。その男の哀しさ、不甲斐なさを自虐的である…