1号機原子炉建屋の上部 2011年の「3・11」東日本大震災で東京電力福島第一原子力発電所がメルトダウン(炉心溶融)を起こし、周辺住民が避難させられた事故からもうじき10年。都内の団体の一員として原発構内に入る機会があり、水素爆発を起こした1号機を間近でみることができました。 マスクも防護服も着けずに移動できる範囲は、構内の96%にまで広がっています。 しかし、大量に浴びると人体に悪い影響を及ぶ「放射線」と「熱」を出し続けている使用済み燃料は、まだ傷ついた原子炉建屋の上部の燃料プールに大量に残っており、慎重に取り扱うため取り出しにあと11年もかかるとのこと。 原子炉格納容器の底に溶け落ちた燃料…