こんにちは!旅人サイファです。 今回は薩摩藩の子弟教育についてのお話です。 先日記事にしましたが、江戸時代の薩摩藩は、他藩とはちがい、領域内に多数の支城『麓』を築き地方政治を行っていました。 中でも出水麓は、肥後街道の入り口。北を接する熊本藩との接点のため、藩内各所より屈曲の者を集めて、薩摩最強との誉れ高い出水武士団を作り上げました。 その出水武士団の基礎を作ったのが、出水麓三代目地頭『山田昌巌(しょうがん)』という人物です。 この写真は大正六年に撮影されたもの。 『児請(ちごもうし)』というここ出水郷独特の儀式を撮影したものです。 完全武装した武家装束の大人たちに取り囲まれた中を少年が文を読…