赤のカルミアです。 カルミア お寺には白もあります。紅白のカルミアは見ごたえがあります。カルミアという名前は、スウェーデンの植物学者、ペール・カルムにちなんで命名されたそうです。今回の文章は、六道の「天道」をテーマとして、人間界よりも苦しみも少ない世界について書いたものです。 ※ ※ 「法の水茎」71(2018年5月記) 紫藤(しとう)の露の底に 残花(ざんか)の色 翠竹(すいちく)の煙の中に 暮鳥(ぼちょう)の声 (『和漢朗詠集』源相規)(紫の藤が露のもとに散り残っている。翠の竹が靄(かお)る中に夕暮れの鶯の声が聞こえて、春の名残を留めている) 先日まで梅や桜が咲き誇っていた庭にも、いつの間…