入江泰吉さんは、奈良・大和路をこよなく愛し、心の原風景として大和路の写真をとり続けた写真家である。末尾に載る「入江泰吉年譜」によれば、1905(明治38)年11月5日に生まれ、1992(平成4)年1月16日に逝去。享年86歳。 本書は、小学館文庫ビジュアルシリーズとして2002年11月に初版第1刷が出版された。 手許の本は 2010年1月第2刷。現在、電子書籍化されている。 ある時奈良での史跡探訪に参加し、「入江泰吉記念奈良市写真美術館」の傍の道を通り過ぎることがあった。写真家の名前は知っていたが、作品集を手にしたことがなかった。この時の探訪で立ち寄る予定には入っていなかった。ちょっと残念な思…