この写真は、以前に入江泰吉旧居にて撮影したもので500pxにアップしている。随分とこの旧居には訪れていないが、実際に訪れると、奈良の写真家入江泰吉さんが過ごされた書斎などがそのまま残されており、どういった書物を読まれていたのかなど、奈良が好きな僕にとっては、大変参考になる。古代万葉の世界をイメージした入江さんの写真はひたすら奈良を中心に様々な風景を撮られており、今まで多くの作品を見てきて刺激を受けている。並河萬里さんもそうだが、二人に共通する写真への想いは、文化財の保存という視点である。この考えには、深く共感するものがある。僕が入江さんを敬愛してやまないのは、身近な風景を大切にし続けたという視…