2022年11月、奈良県奈良市水門町にある「入江泰吉旧居」を訪ねました。 「入江泰吉旧居」は、奈良の写真家・入江泰吉(1905~1992)が終の住処とした住宅。 玄関らしきものがないのでちょっとびっくりしたんですが、これはもともと寺院の塔頭として使われていた建物を移築したためなんだとか。 脱いだ靴を靴脱石の下に揃えて部屋に上がり、受付で入館料200円を支払いました。「撮影しても大丈夫ですよ」と声をかけてくださった係員さんが、書斎やアトリエなど各部屋を順番に案内してくださいました。感謝。 画家を志していた入江泰吉。「絵では食べていけない」と家族に反対されて絵の道をあきらめたのですが、お兄さんから…