91歳母、2月のサポート記録(3) 「特養」の明るい助言を受けて、91歳の母が入院中の病院に出向く。 荒れる日本海を望みながら、時折吹雪く雪が‥‥好きになれない。 午後の病院は、比較的人が少ない。 そして相変わらず、耳の遠い高齢者に大きな声を張り上げる看護師。 ぼんやりした高齢者の車椅子を押す方は、わたし世代。 築50年越えの建物がさらに侘しさを添える。 2カ月ぶりの来院で、看護師から書類のチェックを依頼されつつ、相談員さんを待つ。 もちろん母に面会できない。 母の状況を伺うと‥‥「もう治療は、何もないです。退院を待っているだけです。」 相変わらず硬い表情の相談員さんは、来院を労う言葉を口にさ…