全国共通交通系ICカードを、持っていない人は少ないと思う。知らない街に行って、初めての公共交通を利用するときも、大いに役立つ。数年前だが、沖縄の<ゆいレール>で使えた時にはほっとした。利用も順調に伸びていて、先月は全国での利用回数が初めて3億回を超えた(*1)という。 ひょっとするとこのあたりがピークかなとも思えていて、気になる記事がちらほらある。まず、システム更新費用が高いとして、利用されているにもかかわらず熊本のバス事業者がこのカード利用をやめたこと(*2)。そして、内蔵しているFelica対応のチップ供給不足で、新規Suicaの発行が1年ほども止まっていること(*3)だ。 トリノの路面電…