国の中央銀行が金融機関に対して適用する、貸し出しの金利歩合。 1994年9月までは、日本における民間銀行の金利は公定歩合と連動するように規制されていたため、政策金利としての役割を果たしていた。しかし、1994年10月より民間銀行の金利は完全に自由化され、公定歩合を利用して民間銀行の金利を操作することはできなくなったことから、現在の日本の政策金利は、無担保コール翌日物となっており、公定歩合は政策金利ではなくなっており、現在の公定歩合は、短期金融市場の金利の上限の役割を果たしている。
勉強不足を告白するような、情けない話なのだろうが、去年の年末から株式投資を始めたことをきっかけに、遅ればせながら経済のニュースにも目を通すようになった私。 去年の年末に、「日銀が実質的な利上げを行った」というニュースを聞きながら、かつて高校時代に政経の授業で習った「公定歩合」という単語が全く出てこないことが気になった。「利上げというのは公定歩合を上げるということ」と思っていたのに、「許容幅」が0.5%やら「上限」が0.5%とか、何がなにやら、である。 おまけに今回の利上げによって「住宅ローンの金利が上がる」とも聞いたので、これは聞き捨てならんということで調べてみると、固定金利は上がりそうだが変…
19 日本銀行が行う金融政策は、財政政策などとのポリシー・ミックスの観点から、憲法上国会の議決を必要としている。 ✕政府から独立した中央銀行の中立的・専門的な判断に任せるのが適当であるとの考え方が、グローバルスタンダード。日本でも、金融政策は日本銀行の金融政策決定会合で決められる。なお、憲法上と書いてあるが、そのような条文はない。正文のように見せかけるためこうした表現を使っているが、逆にむしろ怪しいと思い、憲法にそんなものあったけなと反芻してみると良い。 20 日本銀行の政府からの独立性を高めるために、その最高意思決定機関である政策委員会に、政府代表委員の参加が認められるようになった。 ✕9人…