読みは「こうか」もしくは「こうけ」。
「おおやけ」、つまり「公」は「大きな宅(家)」の意味で、転じて天皇や朝廷を指す語となった。
公家も(官家と同様に)、天子や朝廷を指す語となった。
江戸時代初期には、五摂家、清華家、大臣家、羽林家、名家、半家に分かれ合わせて106家が存在、その後尊王攘夷運動の影響とと維新運動前後に分家が立てられ華族令施行時には137家に増加した状態でひとまず、武家系華族などと統合された事実上終焉を迎えた。
日本において朝廷に仕えていた貴族のこと。元来は天皇または朝廷を指した言葉だが、鎌倉時代以降は武家に対する対義語として用いられている。