「六波羅蜜」(ろくはらみつ)とは、 この世に生かされたまま、仏様の境涯に到るための 六つの修行をいいます。 「波羅蜜」とは、 煩悩・迷いの世界である「此岸」(この世)を離れて、 今生きているこの身このままに、 悟りの境地である「彼岸」に到るように精進していくということです。 つまり、「六波羅蜜」(ろくはらみつ)という彼岸へ到る為の 六つの実践方法を説くのです。 布施(ふせ・ほどこす) 持戒(じかい・つつしむ) 忍辱(にんにく・しのぶ) 精進(しょうじん はげむ) 禅定(ぜんじょう・心身を静める) 智慧(ちえ・学ぶ) 布施(ふせ・ほどこす) 「布施」とは、施すこと・恵むこと・与えること。 「布」…