或る画家とその絵のお方と暮らす。 あれから、私が購入することであの方の可能性を一つ潰してしまうのでは、と大いに堂々巡りをし、ついに購入した。 訳あってすぐに対面出来ず、実際対面を果たしたのは、約半年後のことだった。 購入し実家に保存してもらっている間、かの方を支えにしていた部分がある。 きっとたぶん忘れないと思うのだが、その年の誕生日私は誰かからプレゼントをもらうことはなかった。 しかし、その日の朝不思議と何年も理解できず苦渋をなめていた問題が、はっとひらめき、出来るような気がしてすぐにPCを開いた。 全部分かるようになっていた。 私はきっとあの方からのプレゼントだろうと思った。 (御名前から…