共同親権を推進するひとたちは、「実子誘拐」「実子連れ去り」なんて言葉を使って、こどもと一緒に自分の下を去った(元)配偶者を非難したりしている。 これ、かなり不平等ではなかろうか。同居していた家にとどまり続ける方は、いちおうこどもと一緒に生活する権利が与えられるのに対し、同居していた家から去らなければならなかった方にはそのような権利が一時的ではあっても剥奪されるのだから。家にとどまり続けられる方に一方的に有利な、傾いている天秤にわたしには見える。このような問題は、家事事件として扱われるべきであって、刑事事件として扱うには不相当と考える。家にとどまり続ける側にそこまでの権利を与えることには躊躇する…