祖母懐小学校の60周年記念誌には、校舎が兵舎になってしまったとの記事が。 昭和18年12月12日の午後、B29の編隊が名古屋を空襲したのがきっかけで、その後4〜7日おきに来襲した。空襲警報の発令とともに一斉に下校させてしまう。解除になると又集まって来て授業を継続するというので、落ちついた授業は出来なくなった。 昭和20年7月、郷土防衛のため瀬戸市に二個中隊が召集された。 道泉の学校に西部防衛隊が一個中隊。祖母懐の学校に東部防衛隊が一個中隊置かれた。学校が夏休みになると同時に中隊本部を校長室(旧校舎の正面)に移し、兵員約150名が入って、校舎も一 夜にして兵舎に一変した。 兵には銃剣と三八式歩兵…