太極拳は武術ではあるが、その動きに養生的要素もあって「健康太極拳」として普及してきた。ラジオ体操の様に毎朝やり続ければ健康に良い。だから「健康太極拳」と呼ばれるのだろうと、私は単純に理解していた。 しかし3段検定の重点項目「緩めて繋いで広げる」を修得しようとする頃から、身体の内側への要求が、徐々に増えて来るのを感じ始めた。 太極拳には、武術、内功、養生と言う3つの側面があって、内功を理解しないと、どんなに練習を積んでも体操の様な動きになって、太極拳の動きにはならない。内功によって生じた力(勁力)を用いるのが太極拳の特質なのだから。と、最近になって知った。 内功とはどの様なものか、分らなかったの…