アタッチメント(愛着)とは 保育士の試験問題によく出てくる人物にイギリスの医学者、ボウルビィがいます。ボウルビィは、子どもが身近な特定の親しい人とのあいだに結ぶ情愛的な関係をアタッチメント(愛着)と呼びました。また、その相手を「愛着対象」と呼びました。 アタッチメント(愛着)とは、自らが「安全であるという感覚」を確保しようとする本性に基づいて、危機的状況あるいは潜在的な危機に備えて、特定の対象への接近・接触を求め維持しようとする傾向と定義されています。 この愛着対象との関係のなかで、子どもはさまざまな場面での行動のパターンや知識を学習していきます。幼い子どもは不安や恐怖を感じたときに、保育者へ…