絵の額装は、手塩にかけて育てた子に、晴れ着を着せるような気持ちになります。 子の出来の良し悪しは横に置いて、こんな色合いが似合うだろうか、デザインはどんなのがいいか、できれば安く...。というわけで晴れ着、ではなく油彩額を昨年末からネットで物色していました。 絵のイメージとマッチする額がなかなか見つからず、かといって額の自作も無理。額作りはきっと、絵を描くより難しい。まあ、あれこれ迷うのも楽しみの一つ。最後は、素人の趣味なのだからと、折り合いをつけて注文したのでした。 ところが一方、絵の方を「これで完成」と思い切ることができません。年が明けても加筆を続けていたら、たまたまその様子を見た人に「こ…