三角の帽子に四角の白い服を着て白昼に堂々と大胆な泥棒だね 赤と緑の荷物を背にドアを出てみたけれど荷物が壁に貼り付いて身動きが出来ない コッツウォルズの古いコッテージのちょっと愉快で悲しい白いドアと赤いバラ
夕焼け色に化粧をした空が湖面の鏡に自分を見ている そんな湖面に横たわるボートが思い出の中に自分を見ている ダーウェント湖の昼と夜の間の光が奏でる美しいハーモニー
ああ、あれはおとぎの国の古城なのか ああ、これはおとぎの国への架け橋なのか ハイランドの夕暮れ湖の上で輝くアイリーンドナン城 この道を渡ったらもう戻れないそんな、気がする
夕暮れの湖面のこの神秘の色は何だろう 廃墟に吹くこの不安な風は何だろう 静まりかえったネス湖のほとりのアーカート城 聞こえてくるのは戦いに散った、魂の叫び?それとも、ネッシーが?
春の野に広がる菜の花の大オーケストラ その真ん中で髪を振り乱す木のコンダクター 雲が流れる光が舞う風がささやく 壮大なシンフォニーの調べは高まりフォルティッシモ
村のはずれの小さな教会へと畑の道が続く 村人の喜びや村人の悲しみを知っている教会 傍らに咲いた夢のような黄色い菜の花 村人の幸せを祈る大地も夢を見ているんだね
郊外の畑の中を曲がりながら続いていく道 電信柱の列が友達のように寄り添っている この道を歩いて行こうその先に何があるのかまだ見えないけれど 君と歩いて行こうその先にはきっときっと良いことがある
赤いレンガの建物と橋の反映が水面に揺れている 丘の上の白い壁の家々が見守っている 水鳥の遊ぶ小さな池のほとりのフィンチングフィールド 白い風車が背伸びをして私を見ている
エセックスの村の丘の白い風車が青い空を深呼吸 四枚の羽根をいっぱいに広げて青い風を深呼吸 傍らに咲く満開の桜が春の香りを漂わせ 丘の白い風車が胸いっぱいに春を深呼吸
なだらかな羊たちの丘に夕日が傾いて 今日を生きた羊たちの輪郭が輝く、輝く、輝く コッツウォルズに遠い過去から続いてきた光景 コッツウォルズに遠い未来へと続いていく光景