冬晴れの穏やかな日に散歩をしていたら、とある平屋の荒れたお庭に冬の菊が咲いていました。陽の光を一身にあびて、茎が揺れると小花もいっせいに揺れています。 日中はこんな暖かな日もあるけれど、夜は身を切るような冷たい夜風にさらされて、霜が降りたりしています。 そんな中できれいな小花をいっぱいつけて、葉も大きく青々としています。 花もきれいですが、葉も立派ですが、 よく見れば茎は1本で、みんながそのたっぷりとした太い茎で支えられていました。 そこで一句。 冬菊やひかりあつめて茎となる 1本の茎がたくさんの花を咲かせて、葉を青あおと茂らせています。 でも、じつはたくさんの花も大きな葉も、光を集めて茎を強…