旗師・冬狐堂一 狐罠 (徳間文庫) [ 北森鴻 ]価格: 891 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 店舗や事務所を持たず、市場で仕入れた品物を同業者や顧客に転売し利鞘を得る旗師「冬狐堂」を名乗る宇佐美陶子は、同業者の橘薫堂から贋作の「唐様切子紺碧碗」を掴まされる。プロの目も欺く「目利き殺し」の一品と橘薫堂の手口に、陶子はまんまと騙された。 陶子は自分の矜持を守るため、橘薫堂に「目利き殺し」を返そうと企む。陶子は凄腕の贋作家に作品を依頼し、着実に計画を進めていく。橘薫堂を陥れる仕掛けは整ったかのように見えたが、その陰ではまた別の陰謀が動いていた。橘薫堂に勤める外商担当の田倉俊子が何者かに殺害され…