ユクと近所の住宅街を散歩しているとき、子供のころに住んでいた街を思い出すことがある。いつ遊びに行っても、綺麗なお母さんがクッキーと紅茶を出してもてなしてくれた家。玄関にふさふさの茶色い雑種犬がつながれた家。立派な岩が玄関周りに積み上げられた家。私の育った街は昭和のニュータウンだったので、一軒家も分譲地に建てられているものがほとんどだった。だから、分譲地に建てられているお家を見ると自然と思い出されるのだろう。 私の留守中に妻から送られてきた広場を満喫する犬の写真。 関西への出張ついでに、ユクの世話を妻にお願いして、少し滞在を延長させてもらった。おかげで、墓参りに行ったり、友人が新しく出したお店に…