『分解の哲学』,藤原辰史,(2019)を読んだ。 book.asahi.com 彼のことは正直よく知らないのだが、『切なさの歴史学』というせかいしそうの連載? がTwitterで小さくバズっていて、それを読んで、これは面白い人だろうなと思って、刊行年のサントリー学芸賞を取っている彼の著作を読んでみた。 web.sekaishisosha.jp 感想 文章表現が上手い学者というのは貴重な存在であり、ぶっちゃけそれが(人気)学者として世の中に受け入れられるための重要な要素であるように個人的には思える(福岡伸一さん,東畑開人さん)。 文章表現が上手い事の何が良いかと言えば、七難を隠せる事にある。論の…