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刑事コロンボ

(テレビ)
けいじころんぼ

アメリカのTVムービーシリーズ。ロサンゼルス市警察の殺人課に所属するコロンボ警部(ピーター・フォーク)を主人公とする倒叙ミステリー。

概要

原作はウィリアム・リンクとリチャード・レビンソン。
テレビムービーの形式で放送され、1話あたりの放送時間は75分〜100分。
1968年から1977年まで米NBCネットワークで全45話が放送された。ここで一旦シリーズは終了したが、1989年からは主演のピーター・フォークが制作する新シリーズが作られ、放送局をABC系に変更して、2003年までに全24話が放送された。両方を合計して全69話。
物語は倒叙ミステリーの形式を取り、まず犯人の側から殺人を犯すまでが描かれ、続いてコロンボが登場し、犯人を追いつめていく様が描かれる。犯人はほぼ例外なく社会的ステータスの高い知能犯であり、そういった犯人を一般人のコロンボが追いつめていく様が魅力の一つ。

日本語版

NBC版が1970年代にNHKで放送された後、1980年代に権利が民放に移動し地上波で放送された。ABC版は「新・刑事コロンボ」のタイトルで民放地上波や衛星放送で放送された。
2009年に再度NHKに権利が移り、全69話の完全ノーカット版が放映された。
吹き替え翻訳は額田やえ子が担当。名台詞「うちのカミさんがね」も彼女の訳。
声優は故・小池朝雄が担当。小池の死後に製作された新作は石田太郎が担当。ノーカット版DVDでは、銀河万丈が未収録パートを補填収録している。

歴史

  • 1960年、TVドラマ「The Chevy Mystery Show」で原型となったエピソード「Enough Rope」が放送。バート・フリードがコロンボを演じた。
  • 1962年、上述ドラマを脚色した舞台劇「殺人処方箋」が制作される。主演はトーマス・ミッチェル。
  • 1968年 「殺人処方箋」のテレビドラマ版が放送。ピーター・フォークが初めてコロンボを演じる。
  • 1971年 コロンボのTVシリーズ化がスタートし。パイロット版(試作品)として「死者の身代金」が制作される。
  • 1989年 シリーズ復活。2003年まで断続的に新作が放映された。

余談

  • 日本語では「コロンボ警部」と訳されたが、正確には「警部補(Lieutenant)」である。
  • コロンボのファースト・ネームは明かされていない。番組内で何度か身に付けていた名札からは「フランク・コロンボ」と読み取れるが、これは公式な設定ではない。ピーター・フォークは冗談で「刑事コロンボ」(Lieutenant Columbo)が本名ではないかと語ったことがある。

関連語 刑事ドラマ 海外ドラマ

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