株式会社判例時報社が刊行している判例集。1953年創刊。月3回の旬刊。
日本の裁判所が刊行している公的な判例集としては《民集》*1 《刑集》*2 などがあるが、ごく限られた数しか掲載されていない。そのうえ、掲載されるのが遅いし、おそろしく読みづらい。
そこで、判例を入手しようとする時には、もっぱら民間の発行する判例雑誌に頼ることになる。その二大誌が、《判例時報》と《判例タイムズ》である。特に「判例時報」には、月に1度、付録として『判例評論』*3 が発行されている。これは、その問題について学説の最高水準に近い位置にある人物に執筆が依頼されることが多く、ある事件について詳しく調査したい場合に必読の資料である。
なお、発行元がころころと変わっている。図書館でバックナンバーを探す時には、留意が必要。
FLMASK事件 岡山地判 H9.12.15 判時1641-158
もし、この事件(岡山地方裁判所で平成9年12月15日に出された判決)についての詳細を知りたい場合、《判例時報》1641号の158頁を見ればよいことがわかる。