むしろ治療者の役割としての理想は、治療が進むと同時に、だんだん存在が希薄になっていくことでしょう。極論すれば、最終的には忘れられてしまうのが理想であるように思います。 『ひきこもりはなぜ「治る」のか?』斎藤環 2022.6.13-19 月曜日 雨。 家の裏の解体工事がなかなかうるさい。仕方ないけど。 斎藤環氏の『ひきこもりはなぜ「治る」のか?』を読了。 思想と方法のマッチング。どの言葉にも説得力があって付箋だらけになった。 これからもひもとき続ける書となるだろう。 ・思春期以降の人間にとって、自信の最大のよりどころは、家族以外の人間関係です。 ・土台が不安定なときほど、人は土台にしがみつくもの…