曇り。 米国の金利は今年、下がりそうにない。 株式投資家から住宅購入者、そしてバイデン大統領に至るまで、今年はほとんどの人がFedが利下げにすぐにも踏み切るとみていた。しかし、過去2週間ほどで、こうした望は砕かれた。 3月の年率換算の消費者物価指数は3.5%伸びた。直近3カ月間において、この数字は予想よりも高めの数字であった。小売り売上高も前月比で0.7%増となった。 4月16日において、パウエル議長はインフレとの闘いは予想よりも長くかかると述べた。投資家は今年、金利はわずかに0.5%ポイントしか下がらないのではないかとみている。 パウエル議長はピボットにピボットを重ねている。Fedが12月に…