背筋を伸ばし、胸を張り、目線はまっすぐ前に。それに、7センチのハイヒールを合わせて歩くと、不思議と気分が高揚する。 ずいぶん前、あるプロゴルファーがこんなことを言っていた。「どんなに成績が悪くても、気分が落ち込んでいても、決して下を向いて歩かないようにしている」と。その言葉を耳にしたとき、私もそうしようと決めた。以来、どんなに気持ちが沈んでも、目線だけは落とさないようにしてきた。そうしているうちに、少しずつ物事を前向きに捉えられるようになった気がする。 椅子に座るときは浅く腰かけ、背もたれは使わない。足を組まず、膝を揃える。エレベーターは使わず、できるだけ階段を選ぶ。 でも、無理はしない。でき…