2004年出版でかなり前の本。 オマセな女子高生時代、人気女優として大活躍の頃にパリで豪遊、当時としてはスキャンダラスな未婚での出産と悲しい別れ、川端康成との交流、息子のような年頃の恋人、癌で逝ってしまった妻子ある恋人…小説のようにドラマチックな人生ですが、私が特に印象的だったのが バイオリニストの前橋汀子さんとの友情です。 彼女は曲に対する解釈や技術を一つ一つ重ねていく演奏家。 方や直感や衝動を行動にしていく加賀まりこさん。 全くタイプが違いながらも惹かれ合い友情を結び、「泳げない事」が共通点だった2人が知人にコーチを頼んで水泳を習い始めたときのこと。 2人の習得アプローチの「違い」が浮き彫…