劉曜
(社会)
【りゅうよう】
劉曜（りゅうよう、生年不詳〜328年）字は永明、前趙の皇帝。国号を漢から趙（前趙）に改める。
『晋書（劉曜伝）』によると、身長は九尺三寸、五尺のヒゲ、白い眉、赤い瞳を持っていたという。漢を興した劉淵の甥で、幼い頃父母に死なれて身寄りがなく、劉淵に引き取られ養われた。剛胆かつ文武に秀で、養父の劉淵からは「劉家の千里の駒」と呼ばれた。
劉聡が即位すると、しばしば戦功を立て、洛陽を攻め、晋の懐帝を捕虜とした。建元二年(316年)、長安を攻めて晋の愍帝を捕らえ、秦王に封ぜられた。
