7-9月期の失業期間1年以上の長期失業者は、2019年に53万人だったものが2020年には50万人に減っていた。これが2021年には68万人に増加した。状況は深刻といえるだろう。男女別に見ると、男は38万人→34万人→50万人と2021年に急増している。女は、14万人→16万人→18万人と緩やかな増加が続いている。労働市場から退出しない、できない労働者なので、対策が必要だ。 長期失業者と対照的な「正規の職員・従業員」の変化も見てみよう。2019年は3,492万人だったが、2020年には3,537万人、2021年には3,575万人と連続して増加している。こちらはむしろ改善しているとみられる。男女…