――“萎縮防止”という建前の裏で進む、自己責任時代の本格到来 2026年4月3日。 政府は、労働基準監督署(労基署)による「一律指導」の見直し方針を打ち出しました。 「一律の指導は、健全な企業活動を萎縮させる」 一見すると、企業側に配慮した柔軟な政策に見えます。 しかし、物流という現場で日々“時間”と“人”を回している立場から見ると、これはまったく別の意味を持ちます。 結論から言います。 これは規制緩和ではありません。 “守られる時代の終了”です。 ■ 1|「一律」という最後の防波堤が消える これまでの労基署の一律指導は、 ある意味で業界全体を下支えする“最低保証ライン”でした。 無理な長時間…