今回紹介するのはピアノをこよなく愛する少年の受験エピソードです。 彼は繊細で落ち着いた雰囲気をまとっている一方で、剣道に打ち込み続ける中で培った熱も内に秘めています。 迷いながら進む彼ら親子の歩みの中には、大切な、大切な気づきがあります。 ここぞという場面での父親の活躍に注目してください。 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ 少年は、新五年生に切替わる時期に中学受験の世界に足を踏み入れました。強く後押ししたのは、みずからも中高一貫生活を楽しんだという彼の母親でした。 塾選びでは大手も回りましたが、本人の意志を尊重して、ある中規模塾に決めたということです。 四年生にして公文の中学課程を終わらせ…